稼働率

3台のコンピュータA~Cが図のように接続されている場合、システム全体の稼働率は幾らか。ここで、A~Cの稼働率は、すべて0.8とする。また、コンピュータ A,Bによって構成されている並列接続部分については、A,Bのいずれか1台でも稼働していれば、当該部分は稼働しているものとする。

   -- A --
ーー|      |-- C --
   ーー B --

ア 0.512  イ 0.768  ウ 0.928  エ 0.992

FE 平成21年 秋期 問16 (表現が株式会社「無理なもんは無理」でした。スミマセン。)

ヒント:直列は稼働率の掛け算、並列は(1-稼働しない率の掛け算)
    AとBの形が並列で、その稼働率をCと掛け算します。 

解き方

Aの稼働しない率 : 1 – 0.8 = 0.2
Bの稼働しない率 : 1 – 0.8 = 0.2
AとBの稼働率   : 1 – (0.2 * 0.2) = 0.96 (名称をABとします。)
ABとCの稼働率  : 0.96 * 0.8 = 0.768

よって、答えはイです。

詳細解説

  AとBの形が「並列」となります。計算式は、
  (100%) どちらも動かない確率どちらかが動いている確率
  どちらかが動いている確率が並列の稼働率となります。
  3つ以上の場合も同様です。
  A,B,C(稼働率はすべて0.8)と並列に並んでいれば、
  1 – 0.2 * 0.2 * 0.2 = 1 – 0.008 = 0.992
  となります。
(3つ並んでいるイメージはいつか作ります。たぶん。)

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